華やかなオーディションを勝ち抜き、夢の舞台に立つはずだった若きダンサーたち。
EXILE TRIBEを擁するLDHが本気で挑む新チーム「LDH SCREAM」。ディレクターはEXILE NAOTO、そして挑むは世界最高峰のダンスリーグ=D.LEAGUE。これだけでも胸が熱くなるプロジェクトでした。
ところが9月28日。ファンの期待を裏切るかのように、突然の発表が届きます。
鳥居大和、山田悠世、森崇晃――3人との契約を「双方合意のうえ」で取りやめ。
まだ始動から間もないこのタイミングで、一体なぜ…。ファンの心に広がったのは驚きと戸惑い、そして寂しさでした。
ダンスリーグの過酷な現実
D.LEAGUEは“世界最高峰”を名乗るプロのダンスリーグ。
オーディションに合格した喜びの後に待ち受けるのは、容赦ない練習と体力勝負の毎日です。
華やかな舞台の裏で「現実は想像以上にハードだった」という可能性は大いに考えられます。
夢を追う熱量と、心身の限界。両方を天秤にかけた末に、勇気ある決断を下したのかもしれません。
理想と現実、契約条件のすれ違い
芸能界やプロの世界は、情熱だけで突き進める場所ではありません。
細かい契約条件、活動範囲、将来のキャリアプラン。
「こんなはずじゃなかった」という現実に直面したとき、立ち止まるのは自然なことです。
オーディションを勝ち抜いた直後だからこそ、「本当にこの道で自分は輝けるのか」と悩んだ可能性は十分にあります。
プライベートな事情も?
健康面の不安、家庭の事情、あるいは学業や他の活動との両立――。
外に出せない事情があったのかもしれません。
今回のLDHの発表に「双方合意」という言葉が使われたのも印象的です。
一方的な解雇ではなく、本人たちの意思を尊重した“温かい区切り”だったことが伝わってきます。
チーム再編の一環か
「LDH SCREAM」は結成されたばかり。まだ方向性を模索している段階です。
チームのカラーや戦略を見直す過程で、メンバーの入れ替えが必要になった可能性もあります。
プロジェクトが大きいからこそ、最善を探るための“調整”は避けられないのかもしれません。
規約違反があったのか?
ファンの間では「何か規約違反があったのでは?」という憶測も飛び交っています。
芸能事務所の契約には、SNS利用、情報管理、未成年の行動規範など、細かいルールが定められていることが多いのです。
ただし、もし重大な違反があったなら「双方合意」という柔らかな表現は使われないはず。
通常は「契約解除」「処分」という強い言葉になるでしょう。
その点を踏まえると、今回のケースはあくまで“前向きな話し合いの結果”であり、規約違反説はあくまで憶測の域を出ないと見るのが妥当です。
ファンの揺れる心
SNSにはこんな声が溢れました。
- 「せっかく夢を掴んだのに、なんでこんなに早く…」
- 「3人を見られなくなるのは寂しいけど、本人たちの決断を尊重したい」
- 「戻ってくることはあるのかな?」
戸惑いと寂しさ、でもそれ以上に「応援し続けたい」という想い。ファンの気持ちは決して途切れていません。
終わりではなく、始まり
LDHは「今後も可能な範囲でサポートしていく」とコメントしています。
これは、ただの“契約終了”ではなく、次のステップに向けた“区切り”という意味合いが強いはずです。
人生の選択に間違いはありません。たとえ道が変わっても、挑戦した経験は必ず糧になる。
3人の未来はここで閉ざされたわけではなく、新しい扉が開いたのだと信じたいところです。
別れは痛みを伴うけれど、その先には必ず新しい未来が待っている。
「LDH SCREAM」と別々の道を歩むことになった3人。
彼らが次にどんなステージで輝くのか――ファンの心は、すでにその瞬間を待っています。