北海道・恵庭市の朝、穏やかな街並みを突如襲った衝撃的な事件。
9月25日、国道36号で巻き起こったのは、映画のような逃走劇――しかしこれは現実であり、現場に居合わせた人々にとっては悪夢そのものでした。
轟音と悲鳴が響き渡る中、目の前を駆け抜ける車。次々と車に衝突していくその光景は、誰もが言葉を失うほどの衝撃だったと証言します。
「すごいスピードで抜けていった。次から次へとぶつかっていった」
事故に巻き込まれた人々の恐怖と混乱のリアルが、その一言に凝縮されています。
第1幕：国道36号、多重衝突の衝撃
事件は午前9時20分ごろ、恵庭市上山口の国道36号で始まりました。
1台の乗用車が突然スピードを上げ、周囲の車を無秩序にすり抜けていきます。その勢いは止めようもなく、車は次々と他の車両に衝突。自衛隊車両まで巻き込む大事故に発展しました。
巻き込まれた車両は報道によると9〜10台に及び、事故の衝撃で道路は完全に塞がれました。
50代の女性を含む2人が病院に搬送されましたが、幸い命に別条はありませんでした。しかし現場の恐怖は想像を絶するもので、事故現場に居合わせた人々は、ただ立ち尽くすしかありませんでした。
そして、この大事故の当事者である加害車両の運転手は、現場に車を残したままその場を逃走。
「えっ、逃げたのか…」
居合わせた人々の間に、怒りと恐怖が入り混じったざわめきが広がりました。
第2幕：路上での強奪劇
逃走劇はそれだけに留まりません。
事故現場からわずか数分後、近隣の路上で男性に襲いかかり、車を強奪するという衝撃的な事件が発生します。
被害男性の証言は生々しい。
「いきなりドアを開けられ、掴み合いになって殴られた。気づいたら車を奪われていた」
思わず目を覆いたくなる光景ですが、これも現実。逃走中の男の暴走は、誰も想像できないスピードでエスカレートしていきます。
奪われた白い車はその後、市内の中学校のグラウンドに突入。
木々をなぎ倒し、グラウンドのネットに激突する異様な光景に、学校関係者や近隣住民は凍りつきました。
幸い学校内に人影はなく、怪我人は出ませんでしたが、事故の恐怖は町全体に衝撃を与えました。
第3幕：逃走の果て、工場で逮捕
警察が追跡を開始してからおよそ2時間半後、事件の核心がついに明らかになります。
男は恵庭市戸磯の工場敷地に侵入しているところを発見され、建造物侵入の現行犯で逮捕されました。
逮捕されたのは、事件の中心人物――
今北 知宏（いまきた ともひろ）容疑者、33歳、恵庭市在住、パート従業員。
警察は、この男が国道での多重事故、ひき逃げ、車強奪事件にすべて関与しているとみて、詳細な動機や行動経緯を調査中です。
容疑者のプロフィール（報道で判明している範囲）
- 氏名：今北 知宏
- 年齢：33歳
- 居住地：北海道恵庭市（市レベルで報道）
- 職業：パート従業員（勤務先の詳細は報道されていない）
- 逮捕容疑：建造物侵入（現行犯）、一連の事件への関与を警察が捜査中
- 勤務先：報道では「パート従業員」とのみ報じられており、詳細は不明
- SNSアカウント（Facebook、Instagram、X等）：報道で確認されておらず、不明
確認されていない情報（プライバシーに関わる内容）
- 家族構成：報道では公開されていません
- 自宅住所の詳細：恵庭市在住と報道されるのみ
- SNSアカウント：公式確認されていないため、現時点では特定できません
個人のプライバシーに関わる情報は、報道・捜査で公表されない限り提供できません。
“怒涛の90分”タイムライン（詳細）
- 午前9:20ごろ：国道36号で暴走、多重事故発生（9〜10台が巻き込まれる）
- 事故直後：運転手が現場から逃走
- 数分後：路上で男性を襲い車を強奪
- 午前9:25ごろ：奪われた車が中学校グラウンドに突入
- 約2時間半後：工場敷地に侵入し警察に現行犯逮捕
衝撃の余韻と現場の声
わずか90分間で事故・暴行・車強奪・学校突入と、怒涛の事件が連鎖。
現場に居合わせた人々は、誰もが「映画のワンシーンのようだが、現実だ」と震えました。
この事件は、ただの交通事故ではなく、町全体に不安と恐怖をもたらしました。
警察は今も、動機や背景、そして一連の行動の全貌を明らかにするため、徹底的な捜査を続けています。