2025年9月11日、日本のホラーパンクシーンを支え続けてきたドラマー、真鍋貴行さん(享年51歳) が突然この世を去りました。
日本だけでなく世界のパンクファンにとっても衝撃のニュースであり、SNSには驚きと悲しみ、そして感謝の声が溢れています。
「べーやん」の愛称で親しまれ、BALZACを24年間支え続けた真鍋さん。
その死因や経歴、プライベートな部分に迫りつつ、彼が残した功績を改めて振り返ってみたいと思います。
■ 突然の訃報と死因について
公式発表によれば、真鍋さんは 9月11日、自宅で友人に発見されました。
救急隊が到着したときにはすでに心肺停止状態で、そのまま死亡が確認されたといいます。
部屋には、週末に予定されていたライブ「DEADLY CIRCUS」「PUNK LIVES!」のための骨の衣装やセットリストが残されていたとのこと。
まさに「次のステージに立つ準備をしていた最中」に命が尽きたことになります。
死因の詳細については 非公開。
病気の持病があったのか、突発的な心臓発作や不慮の出来事なのか、真実は公にされていません。
ただ、直前まで音楽に全力を注いでいた姿を考えると、「音楽に生き、音楽と共に逝った人」だったと言えるでしょう。
■ プロフィール ― ミステリアスな存在感
- 名前:真鍋 貴行(まなべ たかゆき)
- 生年:1974年(享年51歳)
- 愛称:「べーやん」
- 出身地:非公開(BALZACの活動拠点は京都)
- 所属:BALZAC(2001年加入、ドラマーとして24年間在籍)
BALZACは1992年に結成された日本を代表するホラーパンクバンド。
スカルやホラーをモチーフにした独自の世界観と圧倒的なライブパフォーマンスで、国内外に熱狂的なファンを持ちます。
その強烈なサウンドを支えてきたのが、リズム隊の中核を担った真鍋さんでした。
■ 学歴と音楽のルーツ
真鍋さんの学歴については公表されていません。
ただし、2001年にBALZACへ加入する前から関西のロックシーンで活動していたことは確かです。
学生時代からバンド活動に明け暮れ、地元のライブハウスを拠点に腕を磨いていたのではないでしょうか。
プロフィールの多くが非公開であることも、彼の“職人気質”を物語っています。学歴や肩書きよりも、「音楽そのもの」で生きてきた人だったのです。
■ 経歴 ― BALZACと歩んだ24年間
◆ 2001年、BALZACへ加入
真鍋さんが正式にBALZACへ加入したのは2001年。
以降、バンドのサウンドに欠かせない存在となり、強靭かつ重厚なドラムで世界観を支え続けました。
◆ 世界進出と代表作
- 2002年:MISFITSとのスプリットシングル「DON’T OPEN ‘TIL DOOMSDAY」を世界リリース。BALZACの名を海外シーンへと広める大きなきっかけに。
- 国内外ツアー、レコーディングを数多く経験。アンダーグラウンドながら世界中のパンクファンに知られる存在へ。
◆ ステージへのこだわり
単なる演奏者にとどまらず、衣装や舞台演出の準備にも積極的に参加。
ホラーパンクらしい「ライブそのものを一つの作品にする」姿勢を徹底し、観客を世界観に引き込む役割を担っていました。
バンドメンバーは追悼コメントで「多くのファンに支えられ、幸せなドラム人生を送れたと思います」と語っています。
24年間という時間は、決して短くありません。それはまさに「音楽に人生を捧げた証」でした。
■ 家族とプライベート
真鍋さんはプライベートを一切公にしていません。
- 結婚歴:不明(報道や公式発表でも触れられていない)
- 妻の存在:確認されていない
- 子供の有無:情報はなく、いなかった可能性が高い
結婚や家族について謎が多い一方で、ファンや仲間にとって彼は「身近な存在」であり続けました。
もしかすると、彼にとっての家族はバンドメンバー、そして音楽を通じて繋がったファンだったのかもしれません。
■ ファンと仲間に愛されたドラマー
「べーやん」という愛称で呼ばれ、ファンやメンバーに親しまれてきた真鍋さん。
SNSには「信じられない」「次のライブを楽しみにしていたのに」という声とともに、彼のドラムに救われた、勇気をもらったという感謝の言葉が溢れています。
BALZACの音楽は恐怖や死をテーマにしながらも、その根底には「生きる力」が宿っていました。
そして、その強烈なリズムを刻み続けてきたのが、真鍋さんのドラムだったのです。
■ まとめ ― 音楽と共に生きた51年
突然の別れとなった真鍋貴行さん。
死因や私生活の詳細はベールに包まれたままですが、彼が生涯をかけて残した音楽とライブパフォーマンスは消えることはありません。
最後までステージに立つ準備をしていた姿は、まさに「ミュージシャンとしての生き様」そのもの。
彼のドラムは、これからもファンの胸の中で鳴り響き続けるでしょう。
真鍋貴行さんのご冥福を心よりお祈りいたします。