「次は2年後の中国北京での開催です。私はテレビの前でビール片手に楽しみます」
その言葉が、長年“世界陸上”を牽引してきた織田裕二から突然放たれた瞬間、視聴者の心には驚きと喪失感が同時に押し寄せました。9月21日、『東京2025世界陸上』でスペシャルアンバサダーを務めた織田が、自らの役割を静かに閉じることを発表したのです。
織田裕二が築いた“世界陸上の顔”としての25年
1997年から2022年まで13大会連続でメインキャスターを務め、陸上経験ゼロの俳優がどうしてここまで視聴者を魅了できたのか──その答えは「熱さ」にあります。
- 陸上を知らない視聴者でも引き込まれる実況
- 選手への深いリスペクト
- 時に暑苦しいほどの情熱
批判も浴びましたが、それを乗り越えて“世陸の顔”として25年間愛され続けた織田裕二。今大会でアンバサダーとして復帰した際には、過去の経験と情熱が相まって、視聴者に「やっぱり織田裕二だ」と再確認させる存在感を見せつけました。
しかし、これで一区切り。では、次は誰がこの重責を担うのか──。ファンの関心は高まるばかりです。
候補者は大きく2タイプに分かれる
関係者によれば、後任候補は 「専門性を持つアスリート型」 と 「熱さと知名度で引っ張るエンタメ型」 の二極化が進んでいるとのこと。それぞれの候補を詳しく見ていきましょう。
■ アスリート型──知識とカリスマ性で視聴者を引き込む
1. 室伏広治（元ハンマー投げ金メダリスト・スポーツ庁長官）
五輪金メダリストであり、日本陸上界のレジェンド。圧倒的な実績と知識を持ち、選手心理や競技の技術面にも精通。武井壮が「それ以上なくね？」と推すのも納得の存在感です。視聴者に対して説得力抜群で、いわば“織田裕二の知識版”とも言える人物。
2. 武井壮（元十種競技日本王者・タレント）
アスリートとしての実績はもちろん、陸上全体を語れる知識も強み。エンタメ性も兼ね備え、テレビ的な盛り上げ力もあるため、視聴者の共感と熱狂を両立できる希少な候補です。
3. 照英（元やり投げ選手・俳優）
高校時代は全国大会に出場経験。近年は女子やり投げの北口榛花選手の解説で高評価を獲得。語り口はソフトでテレビ向き。陸上専門知識と親しみやすさを兼ね備え、視聴者に安心感を与えられる候補です。
■ エンタメ型──熱さと知名度で番組を盛り上げる
1. 山田裕貴（俳優）
若手人気俳優で、熱量と好感度を兼ね備えた逸材。俳優・和田正人もSNSで推薦するなど、視聴者に親しみやすく、織田裕二が残した「熱さ」を受け継げる存在です。
2. 上田竜也（元KAT-TUN）
「上田ジャニーズ陸上部」を立ち上げるなど、エンタメとスポーツを結びつけた経験あり。競技経験はないが、番組の盛り上げ役としての存在感は抜群です。
3. K（＆TEAM）
今大会の“TBS世界陸上応援サポーター”として注目。186.5cmの高身長と抜群のビジュアルに加え、高校時代は駅伝の強豪校で活躍。的確な解説と選手へのインタビュー力も評価され、次世代の“新しい顔”として注目されています。
後任に求められるもの
織田裕二が築いた“世陸の顔”は単なる知名度ではありません。後任には、
- 視聴者を巻き込む熱量
- 選手へのリスペクト
- 大会を盛り上げる存在感
- 必要に応じて専門知識を交えられる説得力
これらすべてが求められます。どの候補も一長一短がありますが、2年後の北京大会までには「熱さ」と「知識」をどう兼ね備えた人物を選ぶのか、見ものです。
まとめ：2年後の北京大会へ向けて
候補者を整理すると――
- カリスマ性・専門性重視：室伏広治、武井壮、照英
- 熱さ・知名度重視：山田裕貴、上田竜也
- 新世代の象徴：K（＆TEAM）
果たして、織田裕二の後を継ぐ“世陸の顔”は誰になるのか。25年間続いた「情熱の世界陸上」をどう引き継ぐのか。2年後の北京大会に向け、ファンの期待は高まるばかりです。
💡 ポイント：この記事では、候補者の実績やキャラクター、テレビ映えする要素まで徹底解説しました。さらに、候補者ごとの特徴や強み・弱みをまとめた比較表を作ると、もっと読み応えのある記事になります。